テキストを使う・ビジュアル自慢の本がたくさん

独学で外国語を勉強しようと思えば、まずはテキストを購入ですね。本屋さんにはたくさんの語学書が並んでいます。そんな棚を見るにつけ、言葉によって冊数やバリエーションにばらつきがあるな、という感想を抱いたりするのですが、しかしそれにしても最近は、語学のテキストと言ってもそんなに堅苦しかったり退屈だったりするものではなく、特に初心者向けのものはとっつきやすさを狙ってか、つい手を伸ばしたくなるような楽しげなもの、写真を多用してビジュアル的にきれいなものが多いですね。また、テキストの内容も多岐に渡っていて、眺めているだけでも気分が上がってきてやる気が出てきてしまいます。

テキストを購入する時は、表紙や中をぱらぱらと見て、印象がよいもの、こんなページだったら毎日でも見たくなる、見ていると楽しくなってくるものを選びましょう。相性はかなり大事です。同じような内容でも、語り口やレイアウトによって、受ける感じはかなり違います。特に初学者さんの場合なら最初がとても肝心なもの。まずは勉強が軌道に乗るように途中で放ってしまわないように、なるべく自分により合った、好きだと思える本を選びましょう。

基本の文法はどの本でもある程度は押さえてありますが、その分量には違いがあるので、そこも自分に合いそうなものを。最初からきちんとしっかり文法を教えてくれるもの、とりあえず実践重視で、例文やストーリーをメインにし、それを説明するかたちで文法について記載してあるものなどさじ加減がさまざまです。文法説明と練習問題の割合も、本によって違います。

また、会話集、単語集、用例集など、より実践メインの本もありますので、必要に応じて使い分けましょう。とはいえ、最終的には文法はどうしてもついてきますし、実は基本文法を最初にマスターしておいた方があとの学習がかなりらくになりますので、ちょっと面倒に見えても、文法もあまり敬遠しないほうがおすすめです。

必要に応じて、といえば、外国語でメールを書く人のためのメール用例集、手紙の書き方、おしゃべりの仕方、なんてテキストも、言葉によっては出ています。さらには、外国語で手帳を書く、日記を書く、などという、習慣から学習を続けるための本。料理、スポーツなど特定のジャンルで使う言葉を重視した本。ビジネス現場で使うことを想定した本。本当にいろいろなものが出版されています。より本格的に学びたい人のためのドリル、問題集も出ていますし、語学検定のためのテキストや問題集は、きちんと理解をするために有効です。

テキストを読んで一応は理解していても、実際に使ってみたり、練習問題を解いてみると、意外とわかっていなかったな、と思う事も多いもの。そのあたりをよりしっかり身につけるために、実際検定を目指してみるのも良いですね。そのための教材ももちろん本屋さんには並んでいます。

とりあえず、本棚に置いておきたくなる一冊を選んで、購入してみてください。棚のいつも目につくところに置いて、毎日やる気を刺激しましょう。