調べる・まずはその国をよ〜く知ることから

この国が好き!という理由から外国語の学習を始める人は、もうすでにやっているかもしれませんね。ともあれ、外国語を学ぶにあたって、まずは気になる(気にせざるを得ない?)相手について、調べて親しむところかやってみましょう。どの国も、当然ですが特色豊かで、個性や魅力がたっぷりです。そんな魅力を発見して楽しくなるもよし、発見に喜ぶもよし、意外性(イメージと違う!ってことはよくありますよね!)を驚くもよし。

手始めはガイドブックから。今はガイドブックも多様ですね。お気に入りの本から始めて、数冊用意し、読み比べるのも楽しいものです。内容に重複もありますが、本ごとに切り口が必ず違うので、読むたびに新鮮です。ガイドブックは、基本的に、その国についてお勧めしているものなので、その国の魅力を発見する手助けになってくれます。もっと詳しく知りたい場合は、現地で暮らしたい人向けのより詳細なガイドブックもあるので、それを読むのも楽しいですね。

さらに、日本でも入手もしくはアクセスできる、現地で暮らす日本人向けのサイトや小冊子をチェックするとよりリアルでディープな情報が入ります。少し検索すればヒットしますので、探してみて下さいね。外国料理のお店なんかに行くと、そういうものが置いてあることもあります。

もし行ける範囲内にあるようでしたら、たとえば日伊会館や日仏会館など、その国の機関にも足を運んでみましょう。情報や書籍、DVDなどにアクセスできます。それらの閲覧は誰でもできるところが多いようです。文化関係の催しものなども行っているので、チェックしておくとよいでしょう。

さらには、その国のことが大好きな方の書いた、本やマンガを読んでみるのも近道です。その国にハマった方々の、外国暮らしのエッセイはまず間違いなく面白いし、外国のライフスタイルやお店、ホテルの紹介の本などは読むだけでもとても楽しい。わくわくできます。その国を扱ったマンガは、ビジュアルも手伝うので、読めばその世界に一気に引き込んでもらえます。いずれも、そこを愛してやまない方々が書いてらっしゃるのでその国の魅力を教えてくれること間違いなしです。

本と言えばその道の専門家(翻訳者さんや研究者さん)の本も刺激的。著者の博学ぶりに圧倒されながらも、奥深いところまで語ってくれるので、自分もこんな本を読んでみたい!とかもっと知りたい!とか思うようになります。モチベーションが上がりますね。ちょっと人の知らないことを知ったりできる小さな喜びもついてきます。

旅行雑誌もお勧めします。とにかく写真が美しいので雰囲気たっぷり。雑誌の他にも、その国に行きたい人のための旅行案内サイトは検索すればすぐにヒットしますし、旅行記滞在記もいろいろ読めます。

自分の好きなことから入っていくのも良いですね。映画好きならその国の作品や監督、文学好きならその国の文学、歴史、ファッション、歌、料理、スポーツ、どこから入っても良いでしょう。自然、文化、芸術、生活、産業、と切り口は無数にありますね。

地理を詳しく把握しておくのもけっこうお勧めです。本などで見聞きしたことがよりリアルに頭に入ってきますし、大変近く感じるようになるからです。部屋に地図を貼っておいて、インテリア兼用で楽しむのもよいかも。

とにかくたくさんたくさん知りましょう。そのことが、その言葉を使う国にもっと近づきたい、ひいてはそこの言葉を覚えたい、そのモチベーションを後押ししてくれること間違いなしです。